インターネット通信 PC-VANナビゲータ化石

もう化石化されているPC-VANナビゲータ。

小学4年生の時から親の目を盗んでは、インターネット通信のPC-VANナビにあるOLT(オンライントーク)を夢中で楽しんでいた。

現在で言うチャットである。
ごく普通の会話から、ネカマを演じる事の楽しさまで幅広い。
ネカマをした時のハンドルネームは芸能人の名前を拝借した。

今では考えられないかもしれないが、当時は電話回線と直結でインターネット通信をしていた。
いや、ISDNを知らなかったのかもしれない。

月に電話代が10万円を超え、親からOLT禁止令が出された。

その半年後にIEISDN導入)を知ってしまってから私のチャットライフが始まった。

小学6年にポケモンが大ブームを巻き起こし、ポケモンのサイトが数多く現れた。
ポケモンのサイトが作りたいがために必死でHTMLを覚えた。
レンタル掲示板では物足りなかったためフリーCGIを頂いて、パーミッションやらなんやらブラウザ上で動かすのが1ヶ月以上掛かった。
サイトを作っては消して作っては消しての繰り返しで20個くらいは作っただろうか。
内容が薄い為に人気はまったく無かったが。

その時、CGI/perlなどのプログラミングを覚えていれば留年なんてしなかっただろう。
遅すぎた。

ポケモンセンターチャットというCGIチャットに毎日足を運んでいた時期もあったが、今では通報されるかもしれない暴言を吐いてしまい拒否をされた時もあった。

飽き性の僕はネット漬けの世界から半年離脱して、野球少年になった。
中学生になると、もっぱら野球とネットで、授業中は爆睡モードかノートにホームページのデザインを書くかのどちらかだった。


早い時期に物事を覚える事は大事ではあるが、時代に合わなくては意味がないと言う事が分かる。
経験は昔の事ではなく、これからの事が経験と呼べるものであると思う。